サイドFIRE・地方移住

【地方移住はFIREへの近道?】東京vs仙台の生活費・教育費を研究職サラリーマンが徹底比較!

【地方移住はFIREへの近道?】東京vs仙台の生活費・教育費を研究職サラリーマンが徹底比較!
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はじめに:目標に対してどこに住むべき?

サイドFIREを目指す研究職サラリーマンである私が、退職して家族の時間を大切にする新たな生活に向けて、地方移住を検討しています。

私は地方移住が将来の目標である「広い家で自分の好きな家具や照明に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすこと」を達成するために最適であると考えています。

この記事では、仙台と東京という二つの都市を取り上げ、それぞれの生活費や教育費と収入の違いを踏まえて、地方移住が将来的に最適であると考えている理由と課題をリアルな視点からお伝えします。

この記事でわかること
  • サイドFIREを目指す研究職サラリーマンが地方移住を考える理由
  • 仙台と東京の生活コストと収入

【生活費&教育費】仙台と東京の徹底比較

地方移住を検討する際、生活コストの違いは非常に重要なポイントです。特に、住居費といった毎月の固定費は、家計に大きな影響を与えます。

以下に仙台と東京の生活コストをまとめた表を掲載しますが、約10万円/月の支出削減が見込まれます。仙台と東次から京の生活コストを比較し、それぞれの特長を具体的に説明します。

項目仙台東京
家賃(2LDK)7万~9万円15万~20万円
食費3万~4万円3万5千~4万5千円
光熱費1万~1万5千円1万2千~1万7千円
交通費5千~1万円1万~1万5千円
その他雑費2万~3万円2万5千~3万5千円
帰省費用(1人・片道)4,000円14,000円
合計13万5千~18万円約23万2千~30万2千円

1. 家賃の違い

仙台では2LDKの物件が約7万~9万円で見つかりますが、東京では同条件で約15万~20万円が相場と、仙台が東京の約半分になっています。

これは地方移住の大きなメリットであり、家族で暮らす場合でも、広い住居を比較的安価に確保することが可能になります。

2. 中古戸建て購入で広い住居を手に入れる

住居費を抑えながら広い家に住む方法として「中古戸建ての購入」が非常に魅力的な選択肢です。特に仙台のような地方都市では、広さと価格のバランスが良く、コストパフォーマンスの高い物件が多く見つかります。これは私の目標である「広い家で自分の好きな家具や照明に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすこと」に重要な要素となります。

中古戸建ての価格比較

仙台で100㎡の中古戸建て住宅を購入する場合、平均価格は約2,850万円と、東京(6,000万~8,000万円)と比べて大幅に安く済みます。この価格差は、住宅ローンの月々の支払いにも大きく影響し、金利1.5%の35年ローンを組む場合、仙台では約7万8千円で済むのに対し、東京では約16万8千~22万4千円にもなります。月々の支払いが抑えられることで、家計に余裕が生まれ、他の生活費や趣味、貯蓄に回せるお金が増える点が魅力です。

以下に仙台と東京の中古戸建てに関する価格と月々のローン支払いの比較表をまとめました。

項目仙台東京
中古戸建て住宅の平均価格(100m²)2,850万6,000万~8,000万
35年ローンの月々支払い(※金利1.5%の場合)7万8千16万8千~22万4千

地方移住を考えると、中古戸建も購入金額が半分以下にできると考えています。このような中古戸建ての選択肢を検討することで、住居費を抑えながら快適な暮らしを実現できる可能性が高まります。

個人的には平均では2850万円程となっていますが、2,500万円以下で購入できるように勉強したいと考えています。

3. 食費と光熱費

食費と光熱費に関しては、仙台と東京で大きな差はありません。ただし、地元産の新鮮な野菜や魚介類が手に入りやすい仙台では、価格面だけでなく品質面でもメリットを感じられることが多いです。光熱費についても、仙台の方が若干安い傾向にありますが、冬場は暖房費がやや増える点に注意が必要です。

4. 【公共交通機関の東京vs車の仙台】交通費

一般的に、東京では公共交通機関が主な移動手段になる一方、仙台では車となります。ガソリン代や駐車場のみを月の交通費と捉えれば東京と同じ。または東京より抑えられるケースが多いと考えています。

ただ、やはり購入費や維持費を考えると最初は車は持たない生活を考えています。車を持たなくても生活できる駅近物件でどこまで地方都市で生活できるか試してみたいと考えています。

地方都市の良い点として中心の駅周辺に全てが集まっているコンパクトさがあると思っています。私はなるべく移動を少なく中心駅の周辺に住んでこのメリットを存分に生かしたいと考えています。

5. 【公立vs私立】大学までの教育費比較(概算)

前提として東京・神奈川・埼玉等は私立の小中高の選択肢が多いですが、地方都市の場合は高校までは公立高というのが一般的です。そのため、地方都市で生活する場合は高校までは公立高校で大学は私立で一人暮らしというのが私が用意する教育費と考えています。

以下に、公立と私立で小学校から大学まで進学した場合の教育費総額の比較表を作成しました。数値は文部科学省や各種調査を元にした平均的な年間費用を元にしています(概算)。

このように、オール公立の場合とオール私立の場合では教育費に約3倍の差が出ます。私は、小学校や中学校は勉強ではなく、いろんな友人と遊び、いろんな経験をして欲しいと思っています。

そのため、高校までは公立、大学は一人暮らしの私立というイメージをしています。そのため高校までの生活や教育費は配当金で支払い、大学入学までに大学の教育費はインデックス投資で1,000万円程用意するようなイメージをしています。

教育段階公立(年間)公立合計私立(年間)私立合計
小学校(6年)約32万円約192万円約158万円約948万円
中学校(3年)約48万円約144万円約140万円約420万円
高校(3年)約45万円約135万円約96万円約288万円
大学(4年)約54万円約216万円約73万円約292万円
合計約687万円約1,948万円
  • 上記はすべて「学費・通学費・教材費・給食費・学校外活動費(塾・習い事など)」を含んだ平均的な数値です。
  • 実際の費用は居住地や学校、生活スタイルにより増減します。
  • 私立大学は文系の場合の平均で、理系・医学系に進学した場合はさらに高額になります。

📚 教育費の考え方は「地域選び」とセットで考えるのがコツです。

▶【教育費×FIRE戦略】“受験しない選択”も含めた家族の考え方とは?
👉 サイドFIREと教育費を考える

【地方移住の課題】収入の減少研究職が少ない

① 収入の減少

地方移住の最大の課題の一つは「収入面」です。仙台の平均年収は約450万円で、東京の約620万円と比べて大幅に低い傾向があります。また、最低賃金も仙台は時給973円と東京の1,163円に比べて約190円の差があります。このように、地方では生活コストが低い一方で、収入が減少する可能性が高いため、慎重な計画が必要です。

項目仙台東京
平均年収450万円620万円
最低賃金(時給)973円1,163円
  • 仙台: 宮城県の平均年収は約450万円で、最低賃金は時給973円です。 宮城県公式サイト
  • 東京: 東京都の平均年収は約620万円で、最低賃金は時給1,163円です。 厚生労働省

収入減少への対策

この収入面のデメリットに対応するために、平均年収プラス配当金と副業で10万円という以下の方法を考えています。

1. 配当金収入の活用

すでに取り組んでいる投資で2026年に年間50万円(約月4万円)の配当金を得ることを目指しています。これにより、安定した不労所得を確保し、生活費の一部を補うことができます。

2. 副業収入の確保

地方でも取り組めるリモートワークやスキルを活かした副業により、月5万円の収入を追加で得る計画を立てています。特にインターネットを活用した仕事は、地方移住後も継続しやすいです。

3. 平均年収レベルの本業収入

地方では年収が低くなる可能性があるものの、平均年収(約450万円)程度の収入を維持できれば、配当金や副業収入と合わせて安定した生活が送れると想定しています。

🏡 地方移住は「生活コストを抑えて、人生の選択肢を増やす」手段のひとつです。


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② 研究職等の技術職の求人が少ない

日本はすべての機能が東京周辺に集まっていると感じます。東北を拠点としている企業が少なく、研究所が仙台にある会社が見つけれていません。

東北大学出身の会社の同期に聞いても仙台で就職する人は少なく、思いつく企業がありませんでした…工場職はあるのですが、通勤がしにくい等のハードルがあります。私の転職先探しは難航するかもしれません。

【まとめ】地方移住で収支のバランスを取り、自由な生活を実現する

前章までで仙台に移住した際の生活コストと収入を確認しました。結果として仙台への移住によって日々の生活生活費は月10万円程削減できる。また、教育費も1/3になると考えています。現在は仙台移住に向けて変動費も最適化中です(詳細は下記リンクより)。

課題となる収入の減少は複数の収入源を組み合わせることで、東京に住むより、サイドFIREして「広い家で自分の好きな家具や照明に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすこと」のハードルが下がると考えます。

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まとめ

仙台に住むメリット

  • 住宅費が東京に比べて大幅に安価で、広い住居を確保しやすい。
  • 自然環境が豊かで、生活の質を向上させやすい。
  • 都市機能が充実しており、生活に必要な施設が仙台市に揃っていて移動時間が短縮できる

仙台に住むデメリット

  • 平均賃金が東京より低く、高収入を求める場合は選択肢が限られる可能性がある。
  • 特定の専門職や高度な職種の求人が少ない場合がある。
  • 東京に比べて娯楽や文化的なイベントの数が少ないと感じることがある。

東京都23区から地方移住をする際の補助金について(2024年最新)

東京都23区から地方への移住を検討している方は、補助金制度を活用することで移住費用を軽減できます。以下に確認するポイントをまとめました。

1.東京都の「移住支援金制度」

東京都では、東京23区に在住または通勤していた方を対象に、地方への移住支援金を提供しています。

  • 補助額:単体者は最大60万円、家庭持ちは最大100万円
  • 条件:指定地域への移住や、地方企業への就職、起業支援対象者など

以下に公式HPのURLを紹介しますので最新情報は公式ページからご確認ください。

https://www.chisou.go.jp/sousei/ijyu_shienkin.html

2.地方自治体の独自支援

移住先の自治体によって、住宅購入やリフォーム費用、引っ越し補助金、子育て支援など、独自の補助金が用意されています。

3.情報収集のポイント

「ふるさと帰還支援センター」や移住相談窓口を活用し、最新情報を確認することが重要です。移住支援金の詳細は、東京都移住先自治体の公式サイトでご確認ください。

最後に:2026年に実行できるように計画

仙台と東京の生活コストや収入を比較すると、地方移住は家賃や生活費を抑え、広い住居でのびのびと暮らせるという大きなメリットがあります。

一方で、収入面の課題はありますが、配当金や副業収入の活用、そして平均年収程度の本業収入を組み合わせることで、安定した生活を実現できると考えています。

結論として地方移住は家族の幸福度を高める現実的な選択肢であり、私たちは2026年までの移住を考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし今回の記事が参考になったと思った方は、私たちが目指す生活をまとめた記事やその生活を実現するために行なっていることをまとめた記事がありますので、そちらもご覧ください。

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