はじめに
サイドFIREを目指す研究職サラリーマンである私が、2025年主夫として家族の生活を支える新たなステージに向けて、地方移住を検討しています。
この記事では、仙台と東京という二つの都市を取り上げ、それぞれの生活コストや収入の違い、そして生活スタイルの変化について考察していきます。地方移住の魅力と課題をリアルな視点からお伝えし、同じような選択肢を検討中の方々の参考になれば幸いです。
- サイドFIREを目指す研究職サラリーマンが地方移住を考える理由
- 仙台と東京の生活コストと収入
仙台と東京の生活コストを比較する
地方移住を検討する際、生活コストの違いは非常に重要なポイントです。特に、家賃や食費といった毎月の固定費は、家計に大きな影響を与えます。ここでは仙台と東京の生活コストを比較し、それぞれの特長を具体的に説明します。
1. 家賃の違い
仙台では2LDKの物件が約7万~9万円で見つかりますが、東京では同条件で約15万~20万円が相場です。これは地方移住の大きなメリットであり、家族で暮らす場合でも、広い住居を比較的安価に確保することが可能です。
2. 食費と光熱費
食費に関しては、仙台と東京で大きな差はありません。ただし、地元産の新鮮な野菜や魚介類が手に入りやすい仙台では、価格面だけでなく品質面でもメリットを感じられることが多いです。光熱費についても、仙台の方が若干安い傾向にありますが、冬場は暖房費がやや増える点に注意が必要です。
3. 交通費とその他雑費
交通費は、東京では公共交通機関が主な移動手段になるため高くなりがちです。一方、仙台では車を利用する方が多いですが、ガソリン代や駐車場代を含めても総額は東京より抑えられるケースが多いです。その他の雑費についても、東京は物価が全体的に高いため、仙台の方が安く済むことが多いでしょう。
以下に仙台と東京の生活コストをまとめた表を掲載しますので、詳細をご確認ください
項目 | 仙台 | 東京 |
---|---|---|
家賃(2LDK) | 7万~9万円 | 15万~20万円 |
食費 | 3万~4万円 | 3万5千~4万5千円 |
光熱費 | 1万~1万5千円 | 1万2千~1万7千円 |
交通費 | 5千~1万円 | 1万~1万5千円 |
その他雑費 | 2万~3万円 | 2万5千~3万5千円 |
帰省費用(1人・片道) | 4,000円 | 14,000円 |
合計 | 13万5千~18万円 | 約23万2千~30万2千円 |
4. 中古戸建て購入で広い住居を手に入れる
地方移住を検討する中で、住居費を抑えながら広い家に住む方法として「中古戸建ての購入」が非常に魅力的な選択肢です。特に仙台のような地方都市では、広さと価格のバランスが良く、コストパフォーマンスの高い物件が多く見つかります。
中古戸建ての価格比較
仙台で100㎡の中古戸建て住宅を購入する場合、平均価格は約2,850万円と、東京(6,000万~8,000万円)と比べて大幅に安く済みます。この価格差は、住宅ローンの月々の支払いにも大きく影響し、金利1.5%の35年ローンを組む場合、仙台では約7万8千円で済むのに対し、東京では約16万8千~22万4千円にもなります。月々の支払いが抑えられることで、家計に余裕が生まれ、他の生活費や趣味、貯蓄に回せるお金が増える点が魅力です。
以下に仙台と東京の中古戸建てに関する価格と月々のローン支払いの比較表をまとめました。
項目 | 仙台 | 東京 |
---|---|---|
中古戸建て住宅の平均価格(100m²) | 約2,850万円 | 約6,000万~8,000万円 |
35年ローンの月々支払い(※金利1.5%の場合) | 約7万8千円 | 約16万8千~22万4千円 |
地方移住を考える際、このような中古戸建ての選択肢を検討することで、住居費を抑えながら快適な暮らしを実現できる可能性が高まります。
個人的には平均では2850万円程となっていますが、2,500万円以下で購入できるように勉強したいと考えています。

平均賃金と最低賃金の比較
【地方移住の課題】収入の減少
地方移住の最大の課題の一つは「収入面」です。仙台の平均年収は約450万円で、東京の約620万円と比べて大幅に低い傾向があります。また、最低賃金も仙台は時給973円と東京の1,163円に比べて約190円の差があります。このように、地方では生活コストが低い一方で、収入が減少する可能性が高いため、慎重な計画が必要です。
項目 | 仙台 | 東京 |
---|---|---|
平均年収 | 約450万円 | 約620万円 |
最低賃金(時給) | 973円 | 1,163円 |
収入減少への対策
この収入面のデメリットに対応するために、平均年収プラス配当金と副業で10万円という以下の方法を考えています。
1. 配当金収入の活用
すでに取り組んでいる投資で2026年に年間50万円(約月4万円)の配当金を得ることを目指しています。これにより、安定した不労所得を確保し、生活費の一部を補うことができます。
2. 副業収入の確保
地方でも取り組めるリモートワークやスキルを活かした副業により、月5万円の収入を追加で得る計画を立てています。特にインターネットを活用した仕事は、地方移住後も継続しやすいです。
3. 平均年収レベルの本業収入
地方では年収が低くなる可能性があるものの、平均年収(約450万円)程度の収入を維持できれば、配当金や副業収入と合わせて安定した生活が送れると想定しています。

【まとめ】地方移住で収支のバランスを取り、自由な生活を実現する
前章までで仙台に移住した際の生活コストと収入を確認しました。
結果として仙台への移住による生活コストの削減と複数の収入源を組み合わせることで、東京に住むより、サイドFIREのハードルが下がると考えます。
仙台に住むメリット
- 住宅費が東京に比べて大幅に安価で、広い住居を確保しやすい。
- 自然環境が豊かで、生活の質を向上させやすい。
- 都市機能が充実しており、生活に必要な施設が仙台市に揃っていて移動時間が短縮できる
仙台に住むデメリット
- 平均賃金が東京より低く、高収入を求める場合は選択肢が限られる可能性がある。
- 特定の専門職や高度な職種の求人が少ない場合がある。
- 東京に比べて娯楽や文化的なイベントの数が少ないと感じることがある。
東京都23区から地方移住をする際の補助金について(2024年最新)
東京都23区から地方への移住を検討している方は、補助金制度を活用することで移住費用を軽減できます。以下、主な制度をまとめました。
1.東京都の「移住支援金制度」
東京都では、東京23区に在住または通勤していた方を対象に、地方への移住支援金を提供しています。
- 補助額:単体者は最大60万円、家庭持ちは最大100万円
- 条件:指定地域への移住や、地方企業への就職、起業支援対象者など
2.地方自治体の独自支援
移住先の自治体によって、住宅購入やリフォーム費用、引っ越し補助金、子育て支援など、独自の補助金が用意されています。
3.情報収集のポイント
「ふるさと帰還支援センター」や移住相談窓口を活用し、最新情報を確認することが重要です。移住支援金の詳細は、東京都移住先自治体の公式サイトでご確認ください。
最後に
仙台と東京の生活コストや収入を比較すると、地方移住は家賃や生活費を抑え、広い住居でのびのびと暮らせるという大きなメリットがあります。一方で、収入面の課題はありますが、配当金や副業収入の活用、そして平均年収程度の本業収入を組み合わせることで、安定した生活を実現できると考えています。
研究職サラリーマンとして働きながら主夫として家族を支える新しい生活スタイルを模索する中で、地方移住は家族の幸福度を高める現実的な選択肢です。自分たちのライフスタイルや価値観に合った暮らしを築くために、この選択肢を2026年に達成するために行動します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし参考になったと思った方は他の記事も読んでいただけると嬉しいです。