高配当・連続増配株に投資する理由
私はインデックス投資と高配当株投資を併用していますが、高配当株投資の良いところは配当金が定期的にもらえることにより以下のように目的別に対応しています。
- サイドFIRE時に株を売却しなくても生活費が入ること →高配当・連続増配ETF
- 暴落時の精神的な安定が得られること →株価の値動きが小さい高配当株
今の生活資金に配当金を使うわけではないので、高配当のものと今後も配当金が増配されていくだろう銘柄に投資をしています。また、資産の分散もかねて一部を日本の個別株で運用しています。今回は実際に投資している①、②の目的で投資している米国の高配当、連続増配ETFと最後に興味本位で投資しているETFを紹介します。メインの高配当・連続増配ETFは現在、それぞれ50万円程度保有していますが、定期的な買い増しを考えています。
今回は高配当株投資について書いていますが、私の全体の投資方針は別の記事で詳細を書かせていただきましたのでサイトマップからご覧になっていただけると嬉しいです。
メインの高配当・連続増配ETF5選
高配当・連続増配ETF3選
私のメインはVYM、VIG、VOOの3つとなっていて、この3つは永久保有したいと考えています。VYMやVIGはみなさん、高配当・連続増配ETFとして有名ですが、VOOも十分増配しているのでキャピタルゲインでの資産形成の加速を図るために取り入れています。私が購入している3つのETFとHDV、SPYDの現在(2022年11月)の利回りと5年の株価当落率、直近5年の配当金などをまとめると以下のようになります。経費率はVOOが1番安いですが、その他も安いので、選択基準としては下げています。利回りが高く、VYMと一緒に高配当ETFの代表とされるHDVとSPYDを持っていました。ただ、私の資産的に現在のキャピタルゲインと配当金を天秤にかけると優先順位はキャピタルゲインであること、現在の配当金が目的でないことから継続的に増配が見込めるVYMに絞りました。同じ理由でキャピタルゲインがとれる可能性が高く、連続増配をしているVIGと2020年に一度減配しましたが10年で減配は1回ということでVOOを選択しています。高配当というよりは増配が見込まれる銘柄を選択しています。
ETF | VYM | VIG | VOO | HDV | SPYD |
現在の利回り(%) | 2.91 | 1.87 | 1.6 | 3.42 | 3.96 |
現在の株価($) | 112.08 | 155.95 | 367.54 | 107.40 | 41.19 |
経費率(%) | 0.06 | 0.06 | 0.03 | 0.08 | 0.07 |
直近 5年の株価騰落率 | 55.93 | 71.60 | 66.38 | 47.59 | 39.41 |
2018年配当金 | 2.649 | 2.037 | 4.736 | 3.094 | 1.618 |
2019年配当金 | 2.841 | 2.133 | 5.570 | 3.208 | 1.746 |
2020年配当金 | 2.906 | 2.296 | 5.302 | 3.567 | 1.632 |
2021年配当金 | 3.096 | 2.660 | 5.436 | 3.508 | 1.549 |
2022年9月までの配当金 | 2.277 | 2.103 | 4.275 | 2.570 | 1.476 |
連続増配が見込めるETFで将来の配当金に投資をする
VYM、VIG、VOOに投資する
超高配当米国ETF2選
前章では増配に着目した銘柄を紹介しましたが、こちらは今の配当金を確保するための銘柄になります。株価が下がった時のストレスを減らすための銘柄なので株価下落時の騰落率が小さく、配当利回りが高い2つの銘柄をJEPIとPFFDを超高配当ETFの主軸に置いています。JEPI(JPMorgan Equity Premium Income ETF)は8割程度をボラティリティの低いS&P500採用銘柄に残り2割ほどで仕組み債(ELN)に投資をしている毎月配当のETFです。JEPIは2020年7月にできたETFのため、これからの株価の動きや配当利回りが気になる銘柄ではありますが、値動きが小さいことから今のところ高配当株の主軸の1つにできると考えています。
PFFDは優先証券に投資している毎月配当のETFです。配当金は定額で上昇しませんが、値動きが小さいところに魅力を感じます。また現在、利回り6%超えとなる、20-21$で買い増しをして安定した配当金を得られる状態を作りたいと考えています。
この2つの銘柄はボラティリティを小さいので底付近で買い増ししていく予定で、JEPIは54$程度、PFFDは20$程度を基準としています。ただ、今は資産形成期なのでこの2銘柄でなく、インデックス投資に重きを置いています。この2つの直近1年の値動きと利回りを紹介いたします(2022/9/18調べ)。
銘柄 | JEPI | PFFD |
52週高値($) | 63.67 | 26.16 |
52週安値($) | 52.54 | 20.42 |
経費率(%) | 0.35 | 0.20 |
配当利回り(%)(2022/9/18) | 9.82 | 6.13 |
2021年配当金(1株あたり$) | 4.16126 | 1.3123 |
2020年配当金(1株あたり$) | 3.22974 | 1.335 |
2019年配当金(1株あたり$) | – | 1.3711 |
暴落時の精神の安定のために値動きが小さく高配当なものを選んでいる
JEPIとPFFDを底値付近で買い増しする
【おまけ】お試しで購入している超高配当銘柄
毎月配当の超高配当ETFとして有名なQYLD、XYLD、RYLDに少額で分散投資しています。それぞれナスダック100、S&P500、ラッセル2000の100%カバーコール戦略となっています。今は買い増しを考えていませが、今後どのような配当金推移になるか楽しみに持ち続けたいと思っています。株価の上昇は期待できないため、損益通算で売却も視野に入れています。最後にこの3つのETFの52週の値幅と現在の利回りを紹介させていただきます。
銘柄 | QYLD | XYLD | RYLD |
52週高値($) | 23.12 | 51.16 | 25.82 |
52週安値($) | 16.54 | 40.57 | 19.38 |
経費率(%) | 0.60 | 0.60 | 0.60 |
配当利回り(%)(2022/9/18) | 12.70 | 12.42 | 12.41 |
2021年配当金(1株あたり$) | 2.85 | 4.58 | 3.01 |
2020年配当金(1株あたり$) | 2.54 | 3.68 | 2.43 |
2019年配当金(1株あたり$) | 2.32 | 2.91 | 1.64 |
QYLDとXYLD、RYLDに興味本位で少額投資
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。今回はアメリカの高配当・連続高配当ETF投資について書かせていただきました。2022年、2023年と引き続き不安定な相場が続きますが、高配当ETFは下落したタイミングで買い増していこうと思います。