はじめに
2023年5月末に引越しを予定しています。家を決めてから引越しするまで無駄な出費をしないように両学長さんやナスビのマネー口座さんといった有名なyoutuberさんの動画を見て引越しに臨みました。この記事は私が学んだことや実際に感じたことを書いています。これから引越しを予定している方は参考になると思いますのでぜひ最後まで読んでください。
引越しの初期費用を下げる方法が知りたい方はぜひ最後までお読みください。以下の7つを紹介しています。
- 相見積もりをする
- 仲介手数料を0.5ヶ月分にする
- 24時間サポートなどの付帯サービスを断る
- 火災保険は自分で加入する
- クリーニング代を0円にする
- 礼金・家賃や管理費を安くする
- 引越し業者を相見積もりする
初期費用を安くする7つの方法
① 相見積もりをする
家賃はどこの不動産でも同じですが、初期費用は不動産によって違いがある可能性があります。3社で相見積もりをして1番安いところに行くのが良いと思います。初期費用の中で必要のない項目を削除してもらうように交渉するので最初から必要のない項目が少ない不動産とやり取りした方が手間が省けます。また、必要のない項目が少ない不動産の方が良心的な会社と判断できるので安心して相談できると思います。最後に私が経験したことのある初期費用を表にまとめます。この中で交渉できると思うところを次の章から書いていきます。
項目 | 目安の金額 |
---|---|
敷金 | 家賃0-2ヶ月 |
礼金 | 家賃0-2ヶ月 |
前家賃 | 家賃1-2ヶ月 |
仲介手数料 | 家賃0.5-1ヶ月 |
保障料 | 家賃0.5-1ヶ月 |
火災保険料 | 約1-2万円 |
付帯サービス 虫駆除、消臭・消毒、消火器、24時間サービスなど | 約0.5-2万円 |
鍵交換費用 | 約1-2万円 |
3社程で相見積もりをして、1番初期費用が安いところと相談する
② 仲介手数料を0.5ヶ月分にする
仲介手数料は『宅地建物取引業法第46条』で 借主、貸主の双方から合わせて「家賃1ヶ月分」が上限とされていて、一方からの仲介手数料の上限は0.5ヶ月分と決められています。ただ、借主(貸主)の「承諾を得ている場合には家賃の1ヶ月分まで受け取ってもよい」と書かれているので、仲介手数料1.0ヶ月となっている場合が多いです。エイブルの直営店は0.5ヶ月分となっているのでエイブルで相見積もりができると他社とも交渉がしやすいです。もちろんエイブルでそのまま契約するのも良いと思っています。
仲介手数料は0.5ヶ月分にしてもらえるように交渉する
見積もりの時点で0.5ヶ月分となっている不動産と相談するのがベター
③ 24時間サポートなどの付帯サービスを断る
基本的に付帯サービスは断って良いと考えています。私が引越しで請求されたことがあるのは「虫駆除サービス」、「消臭・消毒」、「簡易消火器」、「24時間サポート」です。虫駆除サービスは必要だったらホームセンターで買って自分で行なえば良いです。消臭や消毒はハウスクリーニングで十分です。また簡易消火器ですが貸主に消火器を設置する義務があるので断って問題ありません。私も断ったことがありますが、しっかり部屋の前に消火器が用意されています。
最後に24時間サポートです。これは魅力的なサービスに聞こえるのですが、私自身10年以上の賃貸暮らしで1度しか使ったことがありません。つまり年1万円、10年で10万円払って1度のサービスを受けたことになります。これはコスパが悪すぎるので必要ないと考えています。余談ですが、1回は鍵を落として鍵を開けてもらいました。
付帯サービスは基本的に断わり、必要な際は自分で対応する
④ 火災保険は自分で加入する
だいたい、2年で1-2万円くらいが相場になっています。ただ、両学長さんの動画で個人で入れば3,000円から4,000円で同じ補償が受けられる火災保険が紹介されていました。火災保険は借主に選ぶ権利がありますので、こちらから提案するのが良いと思います。賃貸借契約でには「原状回復義務」という項目があります。そのため原状回復ができない場合、民法第415条の責務不履行による損害賠償を受ける可能性があります。火災保険でほとんどの場合、この現状回復義務に対応できるので必ず入らようにしてください。以下の適用範囲に示すように火災以外のケースでも使用できます。火災保険を利用して退去の時には原状回復をしておくことで修繕費を抑え、敷金を多く戻ってくるようにするのでおすすめです。
日本の失火責任法では特別な過失がない限り燃え移った際の損失は負わないことになっているので、自身の火災だけではなく隣人からもらい火への対応としても火災保険は必要です。
■ 自分の家財
名前から火災の時だけ使用できると勘違いしがちですが、火災以外にも水漏れや盗難といった幅広い範囲が補償対象です。偶然の事故が保証対象になっていれば、普段過失でつけてしまった傷も直せる可能性があるので原状回復義務のために積極的に活用することをおすすめします。
■ 第三者に対する賠償責任
借家人賠償責任の対象にはならない日常のトラブルで他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした時に利用できる補償です。こちらも自分の家財と同様に火災以外にも対応できますので、保険の補償内容を確認することをおすすめします。
- 火災保険は自分で探して加入する
- 現状回復に火災保険を利用して、退去時の修繕費を安くする
⑤ クリーニング代を0円にする
国土交通省による現状佛教ガイドラインによるとクリーニング代は原則、貸主です。ただ、掃除の状態によっては借主になることがあり、ここの線引きがあやふやです。例を出すと水回りや換気扇の掃除が普段のメンテナンス不足であれば借主になる可能性があります。普段のメンテナンスは設備や個人差もあり判断が難しくなります。
今回、クリーニング代を借主負担と明記している物件をたくさん見ましたが、契約書にクリーニング代は借主負担と記載がある場合はサインする前に交渉することをおすすめします。
必ず契約書を確認して、クリーニング代が含まれている場合は貸主負担にしてもらうよう交渉する
⑥ 礼金・家賃や管理費を安くする
敷金は退去時に修繕費を差し引いた額が返還されるので問題ありませんが、礼金や家賃・管理費は安くならないか交渉するのをおすすめします。
おすすめは「礼金を半額にするか、管理費を1,000円下げられないでしょうか」と2択で聞くことです。2択にすることでどちらかを選ぶ必要があると思わせることができます。ストレートに聞くと繁忙期は特に断られてしまいます。家賃ではなく、管理費としたのは仲介手数料は家賃の0.5ヶ月分となっているため、家賃を下げると必然的に仲介手数料も下がってしまうので、不動産に譲歩して家賃より管理費を交渉することをお勧めします。
最後に一点注意事項ですが、借りることを決めた物件のみで交渉するようにしてください。借りるかわからないのにオーナーに問い合わせて交渉してくれる不動産はいないと思います。
- 2択の質問で値下げを交渉する。家賃よりも管理費を下げる交渉をするのがおすすめ
- 必ず借りる物件でのみ交渉する
⑦ 引越し業者を相見積もりする
初期費用に含めないことが多いですが、ほぼ必ずかかる費用です。3社程度の相見積もりをすることをおすすめします。また、自分の中での目標を必ず決めてください。営業の方は「どの金額から即決いただけますか」という質問をすると思うので低めの金額を答えると良いと思います。私は今回、目標を5月の土日で50km以内の引越しで10万円で設定していました。前回閑散期の平日、20km以内で9万円で引越しをしたことから金額を決定しています(家具が好きなので荷物は多い方だと思います)。1社目は16万円程度の見積もりでしたが、2社目で9.9万円と目標額を下回ったので決めました。1社目の営業の方には、1社目で決める方が7割くらいいますと話していましたが、6万円も金額が違うのでやはり相見積もりをおすすめします。
- 必ず3社ほどで相見積もりをする
- 自分の中で目標価格を決めておく
まとめ
私は結果、引越し業者で6万円費用を削減できたのみで、初期費用を下げれませんでした。話力不足や3月という繁忙期だったことも要因のですが、専用物件だったことが大きいと考えています。専用物件は1つの不動産でしか取り扱いをしていないため、相見積もりができず、交渉に応じてもらえる可能性が低いです。これから賃貸を探す方はできるだけ専用物件を避けた方が無難です。そうすればこの記事で書いた方法で初期費用を下げれる可能性が高くなります。