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家族と過ごす時間を取り戻すために、次のステップへ
資産2,000万円に到達したことで、わが家はFIREロードマップのSTEP1を終え、STEP2=地方移住への計画を本格的に進める決断をしました。
- 収入はあるけど、時間がない
- 子どもが小さい今しかない時間を大切にしたい
そんな想いから、東京での生活スタイルを見直し、より家族中心の暮らしにシフトするため、都市機能がコンパクトにまとまった仙台への移住を考え始めています。
本記事では、地方移住を『サイドFIREに向けたステップ2』として実行する理由と、その中で見えてきた5つの理想と現実を紹介します。

- 4,000万円でサイドFIREを目指す研究職サラリーマンが主夫になり、地方移住を考える5つの理由
資産2,000万円の到達が「働き方を変える勇気」になった

2000万円という資産額は、生活そのものを大きく変えるには足りないかもしれません。ですが、私たちにとっては“選択肢”を増やす力になりました。
- 「夫だけ働いても、当面は生活できる」
- 「急いでFIREしなくても、家族の時間を優先できる」
これらを現実的に考えられるようになったのは、資産の蓄積があったからです。
つまり、資産2,000万円は「経済的余裕」に加えて、「心理的余裕」が支えてくれたのです。(→その詳細記事はこちら)。
地方移住は、FIREロードマップのSTEP2

私たちのFIRE戦略は、明確に3段階に分けて考えています(→全体設計はこちら)。現在、まさにSTEP2へと移行中です。このステップでは、「家族の時間」「生活満足度」「支出の最適化」のバランスを大切にしています。
- STEP1:共働き×都市部=資産を一気に増やすフェーズ(2,000万円まで増やし完了)
- STEP2:地方移住+夫のみフルタイム勤務=時間の自由を重視(現在計画中)
- STEP3:資産4,000万円サイドFIRE(パート・副業中心+配当収入で生活)
STEP1:共働き×都市部で築いた資産と気づき:時間的余裕は得られていなかった
わが家は都市部(東京)で共働きを続けながら、生活コストを抑え、毎月20万円以上の投資を継続してきました。その結果、30代で資産2,000万円に到達しました(→その詳細記事はこちら)。
ただ、その間ずっと抱えていたのが、時間が足りないという5つの違和感です。この違和感こそが、地方移住を検討するきっかけとなりました。
とんけの5つの理想と現実|STEP1からSTEP2への転換

1. 自分で好きなものを作って食べる vs. 作り置きに頼る生活
- 理想の生活: 自分で好きな食材や選び、食事作りを楽しむ時間
- 今の生活 : 料理をする時間がなく、作り置きや外食に頼りがち
理想の生活(STEP2): 私のみのフルタイムワーク、通勤時間も短縮することで時間を作り、気持ちに余裕を持って料理を楽しめるように。平日でも「今日は何を作ろうか」と考える時間があり、自炊の習慣が自然と身につく
今の生活(STEP1): 共働きで時間がなく、休日の作り置きや外食に頼る日々。料理を楽しむ余裕がなく、食費は月10万円以上になることも。満足度も低く、料理のスキルも上がらない悪循環に陥っています。
→ STEP2では、食費の最適化と食事の満足感を両立させる暮らしを目指します。
2. ゆとりのある家での生活 vs. 散らかった狭いスペース
- 理想の生活: 広々とした空間で、気持ちに余裕を持って暮らす
- 今の生活: 片付けができず、物が溢れて狭く感じる空間
理想の生活(STEP2): 家賃の安い地方では、広い間取りの家に住めるため、収納スペースも十分。掃除や片付けの時間も確保でき、気持ちに余裕が生まれます。子どもが遊べるスペースや、夫婦それぞれの作業空間も確保できます。
今の生活(STEP1): モノがあふれた狭い空間で、片付ける時間も気力もなし。探し物で時間を浪費し、さらに散らかるという負のループに。
→ STEP2では、家そのものがリラックスできる場所へと変わります。
3. 十分な一人の自由時間 vs. 家族が寝た後の少しの自由時間
- 理想の生活: 趣味やリラックスに使える自由な時間を持つ
- 今の生活: 家事や仕事が終わった後、わずかな自由時間を過ごす
理想の生活(STEP2): 地方の町はコンパクトにまとまっており、買い物や通勤、保育園の送迎などにかかる時間が大幅に短縮されます。これにより、睡眠時間を削ることなく、自分の趣味やリラックスの時間をしっかり確保できます。
今の生活(STEP1): 日中は仕事と家事、子どもの世話で精一杯。ようやく自由時間が訪れるのは家族が寝静まった後。寝不足が続き、疲れが抜けず、生産性や健康にも悪影響が出ています。
→ STEP2では、自由時間と健康のバランスが取れた生活を目指します。
4. 子供が小さうちに家族との時間を持つ vs. 平日少し、土日も仕事に
- 理想の生活: 子供が小さい今しかない大切な時間を楽しむ
- 今の生活 : 平日は仕事に追われ、家族との時間が短い
理想の生活(STEP2): 娘が小学校に上がる前の限られた期間を、しっかりと家族で過ごしたい。通勤時間が短縮されれば、朝や夕方に子どもと関われる時間が増え、家族の絆を深めることができます。また、土日に仕事を入れざるを得ない状況が減り、家族そろって過ごせる時間が確保しやすくなります。
今の生活(STEP1): 出勤に片道1.5時間以上。朝は保育園の準備でバタバタ、夜は帰宅しても子どもはすでに眠たい時間。1日の中で関われる時間はごくわずかです。
→ STEP2では、“今しかない”子育て時間を優先できる環境を整えます。
5. 移動時間(通勤・帰省)が短い vs. 移動時間が長い
- 理想の生活: 通勤や帰省にかかる負担が少なく、ゆとりがある生活
- 今の生活 : 通勤に片道1.5時間以上、帰省は丸1日で約5万円の負担
理想の生活(STEP2): 仙台のような都市機能が凝縮された地方都市では、生活に必要な施設が身近にあります。通勤や通園は公共交通や自転車で完結。帰省も新幹線含め2時間、費用も現在の1/10程度。祖父母との距離も適度で安心感があります。
今の生活(STEP1): 保育園送迎+片道1.5時間以上の通勤。帰省は交通費5万円以上、移動だけで丸1日。体力的・金銭的な負担が大きく、気軽に移動できない環境です。
→ STEP2では、移動時間とコストを削減し、生活に余白を生み出します。
退職して地方移住を決断!生活を抜本的に見直す理由

資産2,000万円を達成したことで、「このまま東京で働き続けるべきか?」という問いに、家族全体で向き合うようになりました。
地方移住は、節約やFIREを加速させるための戦略であると同時に、“家族の時間”という最も大切な資産を取り戻すための選択です。もちろん地方移住にはデメリットもありますが、心身の健康や家族との時間を優先したい方にとっては、理想の生活を実現する大きなチャンスです。
現在はまだ「計画中」ですが、確実にSTEP2の生活へと歩み始めています。「いつか…」ではなく、2026年と具体的な日程を決めて、チャレンジ。家族とのします時間を優先したい方、FIREやセミリタイアに向けた“次のステップ”を模索している方にとって、この記録が少しでも参考になれば幸いです。
具体的な生活費のシミュレーションを以下の記事でしています。興味がある方はご覧ください。

- 料理をする時間がない → 地方移住で生活費を下げる。ゆとりある生活空間と時間を確保することで、自分で好きな料理を作れる環境を整える
- 散らかった狭いスペース → 広い家を手に入れることで、物の整理がしやすくして、生活をシンプルに
- 自由時間がない → 通勤時間や帰省の移動時間を削減し自分の時間を増やす
- 家族との時間が短い → 生活コストを下げ、通勤時間や仕事時間を短くして時間のゆとりを生むことで、子供や家族とのかけがえのない時間を大切にする
- 移動時間が長い → 地方なら移動時間(通勤時間、帰省にかかる時間が)が短縮され、心身の負担が減り、ストレスフリーな毎日に