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【新NISA方針変更】SBIからもSCHDに連動する投資信託が登場!

注目を引くためのタイトルSBIからもSCHDに連動する投資信託が登場!

待望のSCHD連動型ファンドがSBIから誕生!

「ついに来た!」と思わず歓喜した方も多いのではないでしょうか?米国高配当ETFとして根強い人気を誇る「SCHD」に連動する投資信託が、SBI証券から登場しました。これまで楽天証券の「楽天SCHD」が一部の投資家の間で話題をさらっていましたが、SBIグループも満を持してSCHDをベンチマークとした新商品「S・米国高配当株式100」を投入。これにより、米国の高配当株式に手軽に投資したいという投資家の選択肢がさらに広がりました。

私もその1人で先週2025年の新NISAの投資銘柄を決めたのですが、SBISCHDに投資先を変更します。

この記事でわかること
  • SBI証券から発売されるSCHDの概要
  • 2025年の新NISA投資戦略と投資銘柄の変更点
  • 子持ち34歳サラリーマンの2026年までの高配当投資戦略

SCHDに連動する楽天証券とSBI証券のファンドの比較

SCHDは、安定した配当収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢です。本では、楽天証券の「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」(以下、楽天SCHD)、SBI証券の「S・米国高配当株式100」、について、それぞれの特徴を比較し解説します。

特徴楽天SCHDS・米国高配当株式100
ベンチマークSCHDSCHD
分配頻度年4回年4回
運用コスト0.192%程度0.1238%程度
配当月2,5,8,11月3,6,9,12月

SCHDに連動する楽天証券とSBI証券のファンドの比較

表にまとめた基本情報から違いは楽天証券とSBI証券の違いは運用コストと配当月になることがわかります。後発になるSBIはSBIの他投資信託と同様の0.1238%程度と楽天よりコストが安いことがわかります。

正直このくらいの差であれば、元々どちらの口座を持っていたかで持っている方の口座で投資すれば良いと思います。両方の証券口座を持っている方は両方に投資すればSCHDで8回の配当金がもらえます。配当投資が好きな方は毎月の収支を安定するという観点で両方に投資するのも良いですね。

他配当銘柄(VYMとVIG)との比較

私が投資する高配当・増配の米国ETFとしてVYM、VIGの2があり、この2つは多くの投資家に支持されています。日本では投資信託でしか買えないSCHDとこれらのETFはそれぞれ異なる投資戦略と特徴を持つので、その比較をしました。

基本情報

基本情報をまとめるとSCHDの配当利回りと増配率の高さに驚きます。VYMより配当利回りは高く、増配率はVIGより大きいのです。正直、こんなETFがあるのかと驚きました。

一方で投資銘柄数は1番少ないです。100銘柄に分散していれば十分と考えるか、分散が少なくリスクとも考えられるかはそれぞれの価値観によりそうですね。

私としては、十分分散されていると考えていて、銘柄の選定基準に納得でいる、選定銘柄TOP10がVYMとVIGと被っていなければ投資対象と魅力的と考えました。

次の章では投資戦略と投資銘柄TOP10を紹介します。

特徴SCHDVYMVIG
運用会社Charles SchwabVanguardVanguard
設定日2011年10月20日2006年11月10日2006年4月21日
経費率0.06%(低コスト)0.06%(低コスト)0.06%(低コスト)
ベンチマーク指数Dow Jones U.S. Dividend 100 IndexFTSE High Dividend Yield IndexS&P U.S. Dividend Growers Index
投資銘柄数約100社約400~450社約250~300社
配当利回り約3.5~4.0%約2.5~3.5%約1.5~2.0%
直近5年増配率約11.4%約6%約9.5%
メリット高配当利回り、財務健全性を重視広範な大型株への分散投資、安定した配当配当増加傾向の企業への投資、成長性
デメリットセクター偏重リスク、価格変動リスク成長性が限定的、配当利回りはSCHDより低め配当利回りが低い、収益よりも成長重視

            SCHDとVYM、VIGの基本情報比較

投資戦略と投資銘柄TOP10の違い

以下で選定基準と投資銘柄TOP10を比較します。この結果から選定基準はVIGと似ていますが、投資銘柄TOP10はVIGやVYMともあまり被っていません。

私はこの内容から今後SCHD、VYM、 VIGに投資することを決めました。

ETF名選定基準特徴
SCHD
Schwab U.S. Dividend Equity ETF
過去10年以上の連続配当支払い実績。
財務指標(配当成長率、負債比率、利益率など)を重視。 流動性や時価総額も考慮。
高配当と財務健全性を兼ね備えた企業に集中。
VYM
Vanguard High Dividend Yield ETF
高い予想配当利回りを持つ企業を選定。
REIT(不動産投資信託)は除外。
セクター分散が比較的良好で、様々な業種に投資。
VIG
Vanguard Dividend Appreciation ETF
過去10年以上連続で配当を増やしている企業。
財務の健全性や成長性も考慮。
配当の「増加」に焦点を当て、成長性を重視。

             SCHDとVYM、VIGの銘柄選定基準比較

順位SCHDVYMVIG
1シスコシステムズ(CSCO)エクソンモービル(XOM)アップル(AAPL)
2ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ブロードコム(AVGO)
3ホーム・デポ
(HD)
JPMorgan Chase(JPM)マイクロソフト(MSFT)
4ブラックロック(BLK)プロクター・アンド・ギャンブル(PG)JPモルガン・チェース(JPM)
5シェブロン(CVX)シェブロン(CVX)ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)
6ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)ファイザー
(PFE)
エクソンモービル(XOM)
7ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)ベライゾン
(VZ)
ビザ
(V)
8テキサス・インスツルメンツ(TXN)メルク
(MRK)
マスターカード(MA)
9アルトリア・グループ(MO)シスコシステムズ(CSCO)プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
10ファイザー
(PFE)
ブロードコム(AVGO)ホーム・デポ
(HD)

2024年11月27日時点の各ETFの組入上位10銘柄

各ETFがおすすめの方まとめ
  • SCHD: 高い配当利回りと財務健全性を重視する投資家。安定した配当収入と資産成長を同時に狙いたい人。
  • VYM: 安定した高配当と広範な分散投資を求める人。セクター偏重リスクを抑えたい投資家。
  • VIG: 配当の増加傾向と長期的な成長性を重視する人。配当収入よりも資本の増加を目指す投資家。

 新NISA投資銘柄変更と資金計画

変更の理由と投資銘柄変更のまとめ

投資銘柄の変更の理由は2点

  • SBI SCHDへの期待
  • ポートフォリオのシンプル化

です。まず、SBISCHDの将来も高い成長性と安定した配当が見込めることから、200万円の投資を決めました。また、ポートフォリオをシンプルにするために、日本株は**Tracers 日経平均高配当株50インデックスにまとめました。安定した配当をもらえ、低コストのインデックスに投資することで、管理の手間を省きつつ、堅実なリターンを狙います。まとめると以下のようになります。

銘柄名変更前の投資額変更後の投資額
VYM1,200,000円200,000円
HDV1,200,000円1,200,000円
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF800,000円0円
Tracers 日経平均高配当株50インデックス800,000円1,200,000円
MAXIS日本株高配当70 ETF800,000円0円
SBI SCHD0円2,000,000円

2025年新NISA投資銘柄まとめ

2026年配当金年50万円の目標を達成する高配当ポートフォリオ

前章の投資をすると2025年末の高配当ポートフォリオはだいたい、VYMとHDVへの投資資金を300円、SCHDに200万円、VIGに100万円となる予定です。2026年末に米国高配当4銘柄VYM、HDV、SCHD、VIGと日経平均高配当株50インデックスに300万円ずつの1,500万円程度の資金投入を予定、2026年配当金50万円の目標を達成する計画にしています。

銘柄2025年末 投資資金2026年末 投資資金
VYM300万円300万円
HDV300万円300万円
SCHD200万円300万円
VIG100万円300万円
日経平均高配当株
50インデックス
200万円300万円

2026年までの高配当投資計画

資金計画

元々、私の特定口座のHDVとSPYD、妻の口座の特定口座全て売却予定でしたが、売却するのはSPYDのみとします(約70万円程)。理由は3月末を最終出社で退職予定のため、退職金が入ります。その一部で新NISAを埋める予定です。

しれっと退職することを書きましたが、退職をすることにした理由は別の記事で報告します。

終わりに

SCHDに連動する新ファンド「S・米国高配当株式100」がSBI証券から登場したことで、投資家にとって新たな選択肢が広がりました。本記事では、この新ファンドの特徴や活用法、他の高配当ETFとの比較について詳しく解説してきました。

私自身、今回の新ファンド登場を機に、ポートフォリオを見直し、SBISCHDへの投資を決めました。この変更は、投資のシンプル化と安定的な配当収入を重視した結果です。また、2026年末に配当金50万円を達成するための資金計画も具体化しました。

SCHDの魅力は、その高い配当利回りと増配率、財務健全性を兼ね備えた銘柄選定にあります。同時に、VYMやVIGといった他の高配当ETFも、それぞれ異なる特徴とメリットを持っており、分散投資の観点から非常に有用です。

これから高配当投資を始めたい方、または既存のポートフォリオを見直したい方にとって、本記事が参考になれば幸いです。投資は自己責任ですが、計画的かつ長期的な視点で運用することが成功の鍵となります。

最後に、今回の記事を通じて得られた情報やインサイトが、皆さんの投資戦略の一助となることを願っています。2025年新NISAや高配当株への投資を検討中の方は、ぜひポートフォリオのシンプル化や分散投資の重要性も意識してみてください。

引き続き、投資に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ次回の記事もお楽しみに!