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はじめに|サイドFIREと語らず、共働きからサイドFIRE的“暮らし”へ
私は「サイドFIREってさ…」という話始めることはありません。そもそも、我が家ではサイドFIREという言葉が伝わらないからです。
でも、私と同じように「パートナーがサイドFIREを知らないけどサイドFIREを目指したい」という人も多いのではないでしょうか?
そんな我が家では、「もっと自由な時間がほしいね」「子どもが小さいうちはできるだけ一緒に過ごしたい」といった“暮らしの話”から共有を始めました。
そんな始まりでしたが現在、サイドFIRE的な暮らしがゴールとなっているのでサイドFIREという言葉を使わなくても、価値観や行動をすり合わせていくことで、結果的に“サイドFIRE的な暮らし”が実現できると感じています。
この記事では私が実践しているサイドFIREと語らず、共働きからサイドFIREを目指す方法を紹介させていただきます。
サイドFIREと語らず、共働きからサイドFIREへ考える3つのポイント

とん家では「どんな暮らしがしたいか」という会話を起点に、サイドFIREを目指すための土台が自然とできてきました。ここでは、わが家の価値観・資産の共有方法・夫婦の役割分担という3つの観点から、コミュニケーションで大切だったと感じるポイントを紹介します。
① 価値観を一致させる|“暮らし”の軸で価値観を一致させる
私たち夫婦には、
- 娘との時間を大事にしたい
- 中学受験などに縛られず、子どもらしく遊ばせたい
といった暮らしの価値観において、強い共通点があります。「そのために時間を確保したい」という方向で自然に話が進むことが多くなりました。
この共通点を軸として、将来どこに住むか、どう働くか、といったことを話しています。子育て期間をどう過ごしたいかという視点から、少しずつ「暮らしを整える=働き方を見直す」流れが生まれました。
サイドFIREを知らないパートナーと“お金”の共通の価値観を持つのはパートナーに相当な勉強量を求めてしまうので難しいです。ただ、我が家では“暮らし”を軸にすることで共通のサイドFIRE的な生活がゴールとなっています。
② 資産管理はわかりやすく|「○万円の資産で△円の収入がある」でお金の話ができる
家計の話をするときには、専門用語や投資理論ではなく、シンプルな表現が効果的です。
「今、○万円の資産があって、それで毎月△円くらいの収入があるんだよね」
この一言だけで、
- このくらいの資産があれば将来も安心かも?
- 働く時間を短くしても生活が立つのでは?
と一気に“暮らし”の話へつながります。特に毎月△円の収入があるというのは給与に近いのでイメージしやすく、「働く時間を短くしても生活が立つのでは?」という話になりやすいです。
いくら資産があれば教育費や老後安泰というイメージがつく方は多くないと思います。さらにこれを簡単に説明するのは難しいので最初の話し合いとしてはおすすめしません。
私の場合、○万円の資産はインデックス投資によるもの、毎月△円の収入は高配当株の配当金という形で説明しやすいため、インデックス×高配当の2刀流で投資をしています。
③ 役割分担を決める|将来(資産形成)は私が主導。妻は今を大事に
「妻は今にもお金を使いたい、私は未来のために投資をしたい」
そんな考え方の違いもありますが、今は次のような分担が自然とできています。
- 今を大事にする → 妻の担当
- 未来を大事にしたい → 私担当
最初は「ちょっと使いすぎじゃない?」と思うこともありましたが、資産が増えるにつれ、お金の不安が減り、気にならなくなってきました。結果的に現在、このバランスはよい状態で、私は「これこそ資産の力だな」と感じています。
注意点は、興味のないパートナーに無理を求めないことです。私も将来の設計に関わるお金の知識が必要なところや、収入を増やす等の努力が必要な部分は基本的に私が担う形にしています。
とん家の“暮らし”の3STEP|難しい言葉を使わず、決めた“暮らし”の3つのステップ

この章では、実際に決めたとん家の暮らしの設計を紹介します。現在はとんパパが退職、STEP2への移行期になっています。STEP1で何をしてきたか等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
STEP1:共働き×都会住みで投資を加速
共働き時代は生活費を抑え、毎月夫婦で20万円以上を投資に回してきました。新・旧NISAをフル活用し、資産の土台を築く“仕込み”のフェーズでした。
STEP2:私(とんパパ)のみ働く×地方都市で生活コスト最適化
子どもが3〜6歳というかけがえのない時期に、家族との時間を最優先に。妻は退職し、自由な暮らしを選択。地方へ移住し、月10万円の投資と副業を続けながら、時間にゆとりのある生活を目指します。
- 子どもが3〜6歳というかけがえのない時期に、家族との時間を最優先
- 地方移住で支出を抑えながら、月10万円の投資と副業に取り組む
- 「娘と一緒に朝ごはんを作る」「散歩しながら会話する」そんな日常が何よりの幸せ
→ FIRE達成は遅くなっても、“いま大切にしたい時間”を優先
STEP3:資産4,000万円×月15万円の自立収入
2030年までに資産4,000万円を目標にし、配当金+副業収入で月15万円を確保。生活費の大半をまかないながら、好きな仕事を無理なく続けるという理想のライフスタイルを目指しています。
- 2030年までに資産4,000万円を目指す
- 配当+副業で月15万円を確保し、生活費の大半をカバー
- 好きな仕事を続けつつ、ゆとりある暮らしへ
→ 自由な選択ができる、理想のライフスタイルへ
おわりに|FIREを語らずとも、目指せる“暮らし”

わが家ではFIREという言葉を使わず、「暮らしをどうしたいか」という話から、夫婦の価値観をすり合わせてきました。
資産は私が管理していますが、妻にも定期的に伝えるようにしており、「○万円の資産で△円の収入がある」といったシンプルな伝え方で、お金の話がスムーズにできるようになりました。
「今を大事にする妻」と「未来を見据える私」とで自然と役割分担ができたことで、無理なく“理想的な暮らし”に近づいています。
難しい言葉を使わなくても、価値観や生活の優先順位を共有することで、サイドFIRE的な暮らしは実現可能です。FIREという言葉は最近できましたが、昔からFIREのような生き方をしてきた方はたくさんいると思っています。つまり、FIREという言葉を使わなくても、FIREのような生活に近づけるのです。
あなたもぜひ、FIREを知らないパートナーと、「どんな暮らしをしたいか」から話してみませんか?また、とん家に興味を持っていただけた方は以下の記事もぜひご覧ください。
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