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📘 新NISA、残り枠どうしよう…
──そんな悩み、ありませんか?
とん家では、新NISA積立投資枠ではインデックス、成長投資枠ではVYM・HDVなど米国ETF中心の高配当株投資をしています。
ですが、2025年6月にかけて減配や円高の影響を実感し、「米国一辺倒では不安かも…」と見直しを決意。
本記事では、新NISAの“2025年残り180万円”をどう使うか?という視点から、
✅ 米国ETFの配当のぶれ
✅ 円建て配当や通貨分散の重要性
✅ 欧州・国内の投資先をどう選ぶか
など、FIREを目指す我が家の配当戦略アップデートをリアルに共有します。
💡「迷うのは当たり前。でも“自分に合う分散”が見つかれば前に進める」
そんなヒントになればうれしいです!
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🟩 配当金で暮らしたいとん家の高配当投資戦略と現状
2024年から夫婦で新NISAを活用し、高配当ETFを中心としたポートフォリオを構築しています。「配当金で生活を支える」というサイドFIRE後の目標に向けて、以下のような方針で投資しています。
📊とん家の高配当戦略と現在のポートフォリオ
カテゴリ | 投資額概算(円) | 目標額(円) | 内容・意図 |
---|---|---|---|
🇺🇸 米国ETF主力 | VYM 300万 HDV 300万 SBI-SCHD 30万 | 1,200万 | VYM・HDV・SBI-SCHDに各400万円ずつ投資。配当成長・利回り・円建てアクセスのバランスを重視した“主力3本柱” |
🇯🇵 国内ETF主力 | 180万 | 400万 | 1489、tracers日経高配当を中心に、為替リスクを避けつつ円建て配当を安定的に受け取る設計 |
🇯🇵 お試し枠 (国内) | 160万 | 400万 | NEXT FUNDS 野村株主還元70(2529)、SBI日本高配当に日本株の分散として保有。現在は、アムンディ高配当(累進配当指数)に興味 |
🌍 お試し枠 (海外) | 0万 | 400万 | 欧州・新興国を検討中。地域・通貨分散を進め、米国偏重を緩和する目的 |
📌 最新の評価額や個別ETFの配当状況については、以下の記事にまとめています:
👉 【2025年Q2】資産と配当のまとめ|主夫2か月目の投資実践記録
🟨米国ETF頼みからの見直し|分散と通貨のリスクを再評価
新NISAを始めた当初、我が家は「まずは米国ETFに全力」で進めてきました。
- 米国は配当政策が成熟している
- 過去の実績も豊富
- 情報も多く安心感がある
VYM・HDV・SBI-SCHDをそれぞれ400万円ずつ、計1,200万円を目指して投資してきましたが、2025年前半を終えた時点で、課題が見えてきました。
🔻「減配」と「為替」の影響が想定以上
2025年6月、HDVとVYMがそろって昨年比で減配という結果に、SBI-SCHDも思ったほどの分配金でなく、期待ほどの手ごたえは得られませんでした。
また、為替は円高からやや戻したものの、円換算での受取配当に想定以上に影響があることがわかりました。
🗣 「増配ETFだから安心」ではなく、「増配しても手取りが減る」こともある──実際に運用して初めて気づくことが多く、通貨分散の必要性を感じました
🌍 欧州高配当に再注目!通貨分散による補完

そんな中、あらためて注目したのが SBI欧州高配当株式 です。把握はしていたものの投資先としては検討していませんでしたが、“今からでも検討に値する”と判断しました。特徴を簡単にまとめると
- 2025年ドイツ・イギリスなど欧州主要株が堅調
- セクター構成(金融・素材・生活必需品・ヘルスケアなど)から堅調な推移が想定される
- 通貨分散(ユーロ建て)が図れる
- 経費率が0.099%と安い
- 過去実績の配当利回り5-6%で安定しそう
📊 欧州・日本・新興国高配当投資先の比較(2025年6月時点)
銘柄 | 投資対象 | 通貨 | 経費率 (%) | 想定配当 利回り(%) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
SBI 欧州高配当 | 欧州主要株 (高配当) | ユーロ | 0.099 | 5-6 | 分配実績◎/セクター分散/為替分散にも |
SBI 全世界高配当 | 先進+新興国(高配当) | 現地通貨 | 0.055 | 3-4 | 米国比率が高め/経費率は最安水準 |
SBI 新興国高配当 | アジア・南米 など | 現地通貨 | 0.099 | 6-7 | 利回りは高いが変動も大きい |
アムンディ 日本高配当 | 累進配当指数に連動する日本株 | 円 | 0.198 | 4-5 | 減配しない設計/2025年11月に初分配金予定 |
✅ 今回の判断基準:必要なのは「多様な柱を育てる」こと
- 米国を軸にしつつ、日本・欧州を入れることで分散する
- 経費率は0.2%以下で、配当3.5%以上が想定されている
- 直近の株価・配当金が安定していること
次のセクションでは、今回の180万円の使い道として選んだ3つの投資先と、それぞれの理由を紹介していきます。
🟩 追加投資180万円の使い道|分散をどう具体化したか

2025年後半に向けて、我が家の新NISA「成長投資枠」には残り180万円があります。私の退職金等で投資予定です。
この使い道については、「米国ETFをさらに積み増すか?それとも新しい地域や通貨を取り入れるか?」でかなり迷いました。最終的には、3つの投資先に振り分けて分散強化を図るという方針に決定しました。
① SBI-SCHDに80万円|米国の主力ポジションに継続投資
SBI-SCHDは、米国の連続増配ETF「SCHD」に日本国内から投資できる投資信託です。
- 米国の優良企業(P&G/コカ・コーラ/アッヴィなど)に分散投資
- 分配利回りは約3.5〜4.0%(市場・為替による変動あり)
- SBI-SCHDは2025年6月の分配金は思ったほど多くありませんでしたが、構成の質や安定性は依然高水準
✅ 本来であればETF(SCHD)本体を購入したいところですが、新NISAでは現状不可。
そのため、「今使える選択肢」としてSBI-SCHDに投資しています。楽天やtracersからもSCHDに投資できる投資信託が設定されています
② tracers 日経高配当株50に50万円|為替の影響なしで配当を確保
元々、日本株の主力に選定していた投資信託に引き続き投資予定。日本の大型株が多いため、配当のブレが少なく、為替の影響もないため、配当生活の“生活防衛枠”として導入しています。
- 円建てのため、為替リスクを回避できる安定収入源
- 銘柄入れ替えは年1回/シンプルなルール設計
- 三菱商事/NTT/KDDIなど、日本企業の安定高配当株が中心
③ SBI欧州高配当ETFに50万円|今後の選択肢として“触って確かめる”
分散効果と通貨分散を期待して導入を決めたのが、SBI欧州高配当株式ETFです。
- ドイツ・イギリスなど堅調に推移している欧州主要企業(ノバルティス/ユニリーバ/BASFなど)に投資
- 通貨分散(ユーロ建て)も図れる
- 年4回の分配で、経費率が安い
- セクター構成(金融・素材・生活必需品・ヘルスケアなど)で堅調な推移が想定される
2023年に上場して以降、配当実績も安定してきており、今後の主力候補としてまずは50万円の“お試し枠”で組み入れました。
✅ 今回の投資方針のまとめ
- 米国高配当に加え、日本・欧州の投資信託を活用して通貨と地域の分散を実現
- 利回りだけでなく、「構成セクター」「投資先の性格」で選定
- すべてを一度に判断せず、少額から試して“肌感覚”を得る戦略を採用
🧭 FIRE後も「売らずに配当を受け取る」ために──
資産配分も、配当スタイルも、“今の暮らしと未来”に合った形へ進化させていきます。
🟨 サイドFIRE後を見据えた通貨分散と配当戦略

新NISAを活用して「投資枠2,400万円」を目指す中で、2025年の配当金は年30万円を超えて生活に影響を与える額になってきました。そして配当も少し増配を感じる額になってきました。この章では今後の2つの配当戦略の考え方を紹介します。
✅ 中心は今後も米国ETF(VYM/HDV/SCHD)
- 配当の“柱”として、米国ETFはこれからも継続保有
- VYM・HDV・SCHDそれぞれに個性があり、セクター分散◎
- ただし、為替によるブレは今後も意識しておく必要あり
✅ 分散=投資を継続するための“精神安定剤”かつ、サイドFIRE後のキャッシュフロー安定化
- 日本・欧州高配当ように、通貨が異なる投資先を組み合わせることで、年間の配当を安定
- 今後の追加投資も、「利回りの高さ」だけでなく、“自分のポートフォリオに足りない要素”を補うかどうかで選定
✅ 今後の注目テーマと継続調査項目
- アムンディ日本高配当(累進配当指数連動)と分配金と株価推移の確認
- 新興国高配当ETFの分配安定性・為替リスク
- 全世界高配当ETFの構成比(米国依存度の変化)
🧭 FIRE後の暮らしでは、相場を気にせず「売らずに受け取るお金」で生活を支える設計が重要になります。単なる利回りの積み上げではなく、継続できる戦略として配当を整えることを意識しています。
🔚 配当は“暮らしの道具”|サイドFIREに向けた高配当投資
配当戦略は、“最初に組めば終わり”ではありません。
働き方、家族構成、為替、税制、ETFの構成──
あらゆる条件が年々変化していく中で、配当の仕組みも“暮らしに合わせて育てるもの”だと感じています。
とん家が目指すのは、配当金そのものではなく、“時間と自由をくれるお金”。
退職・移住・サイドFIREへと進む中で、配当金は「時間と自由を得る手段」として位置づけています。資産運用の目的は増やすことではなく、安心して、やりたいことを選べる暮らしをつくることです。
✅ とん家が選んだ新たな投資先(成長投資枠180万円)
投資先 | 投資額 | 理由・ねらい |
---|---|---|
SBI-SCHD(米国高配当) | 80万円 | 増配を軸に安定成長を期待 |
tracers日経高配当50 | 50万円 | 為替影響が少なく、国内の大型企業に分散 |
SBI欧州高配当ETF | 50万円 | 日本・米国以外の分散、ユーロ建て&高利回りに注目 |
この内容を反映すると2025年末には以下のポートフォリオになります。
カテゴリ | 投資額概算(円) | 目標額(円) | 内容・意図 |
---|---|---|---|
🇺🇸 米国ETF主力 | VYM 300万 HDV 300万 SBI-SCHD 1100万 | 1,200万 | VYM・HDV・SBI-SCHDに各400万円ずつ投資。配当成長・利回り・円建てアクセスのバランスを重視した“主力3本柱” |
🇯🇵 国内ETF主力 | 230万 | 400万 | 1489、tracers日経高配当を中心に、為替リスクを避けつつ円建て配当を安定的に受け取る設計 |
🇯🇵 お試し枠 (国内) | 160万 | 400万 | NEXT FUNDS 野村株主還元70(2529)、SBI日本高配当に日本株の分散として保有。現在は、アムンディ高配当(累進配当指数)に興味 |
🌍 お試し枠 (海外) | 50万 | 400万 | 欧州・新興国を検討中。地域・通貨分散を進め、米国偏重を緩和する目的 |
🔍 今回のポイントまとめ
- 米国ETF(VYM/HDV/SCHD)は今後も“配当の柱”
- ただし、減配や為替の影響をきっかけにリスクを再認識
- 欧州・国内投資策を組み合わせて通貨の分散を強化
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🏡 最後に|今の暮らしを整えるヒントを、これからも
とん家の生活では、「配当金・家計管理・FIRE準備・育児との両立」など、
“お金と暮らし”にまつわるリアルな工夫をこれからも発信していきます。
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