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2021年、将来のために資産形成を始めようと、投資をスタートしました。
「まずは王道のS&P500とNASDAQ100でいいだろう」と思い、VOOとQQQに全力投資。右肩上がりのチャートを見て、「投資って思ったより簡単かも」と感じていました。
しかし、2022年の年初。
インフレ懸念と金利上昇で市場は一気に冷え込み、S&P500もNASDAQも急落。
それまで順調だった資産がみるみる減っていき、「長期投資だから大丈夫」と頭で理解していても、心がついていかない。画面を見るたびに不安が増し、初めて“含み損”という現実を体感しました。
💡この記事でわかること
- 初心者が初めての暴落で感じたリアルなメンタルの揺れ
- インデックス投資から高配当投資を併用するようになった理由
- 当時のポートフォリオ構成と積立内容(SBI証券・夫婦の実践)
- 続けられる投資に必要な“仕組み化”の考え方
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暴落で気づいた「インデックス投資だけでは続けられない」
3月には含み損が限界に達し、VOOとQQQを一部損切り。「このままじゃメンタルがもたない」と痛感しました。
そこから考え方を切り替え、
✅ 一括ではなく、積立でコツコツ買う
✅ 価格を気にせず、自動で買い続ける
というスタイルに移行。同時に、値下がりしても心の支えになるように、高配当株への投資も始めました。結果的に、株価だけで一喜一憂しない“仕組み”を作るきっかけになりました。
エネルギーETFで学んだ「売り時の難しさ」
2022年春、S&P500などが下がる中、上昇していたエネルギーセクターETFに少額投資しました。最初は順調で、「セクター分散ってこういうことか」と実感。
しかし、問題は売るタイミング。「もう少し上がるかも」と欲が出て、毎日のようにチャートを見てしまう。結果、相場の動きに心を振り回されてばかり。
最終的に5万円ほどの利益で手放しましたが、利益よりも大きかったのは、「自分には短期的な売買は合わない」という確信でした。
サイドFIREを意識しはじめた「高配当投資」との出会い

暴落を経験して、「売らずに持ち続けられる投資」を探し始めました。その答えが、高配当ETF(VYM・HDV)でした。
値動きよりも「定期的に入る配当金」の安心感。これが、長く続けるための心の支えになりました。配当金は金額としてはまだ小さくても、「下がっても配当が出る」という事実が、気持ちを落ち着かせてくれます。
そしてこの頃から、「FIRE後は配当で生活費をまかなう」という考えが少しずつ形になっていきました。
投資信託への切り替えと積立の仕組みづくり

暴落を機に、SBI証券で投資信託の積立を開始。クレカ積立によってVポイントも貯まり、楽しみながら投資できる環境を整えました。
夫婦で毎月約12万円を以下のファンドに分散して積立。
- SBI・V・S&P500
- SBI・V・全米株式
- SBI・V・全世界株式
一度設定すれば自動で積立が進むので、感情に左右されず投資を継続できるようになりました。
2022年9月時点のポートフォリオ
暴落の中でも積立は続け、毎月の入金を“習慣化”することを意識しました。
当時は「これで本当に増えるの?」という不安もありましたが、止めなかったこと自体が成果だったと思います。
| 投資銘柄 | 割合(%) |
| SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 35 |
| SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 26.5 |
| SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | 26.5 |
| 三菱UFJ国際-eMAXIS NASDAQ100インデックス | 10 |
| 大和-iFreeレバレッジ S&P500 | 1 |
| 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 1 |
| 投資銘柄 | 割合(%) |
| 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 66 |
| 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 33 |
まとめ|“経験して初めてわかる”投資のリアル

- 株価の上下に心が揺れるのは自然なこと
- 続けられる仕組みを作ることが何より大切
- 配当金は「数字」ではなく「安心感」
2022年は、投資を“知識から実践”に変えた1年でした。失敗も学びもすべてが今につながっていると感じます。最新記事では、こうした経験をもとに、2025年に向けてどう投資方針を進化させたのかを紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。














