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【2026年】SCHD・VYM・HDVを徹底比較|新NISAでの米国高配当ETF戦略

【2026年】SCHD・VYM・HDVを徹底比較|新NISAでの米国高配当ETF戦略
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SCHD・VYM・HDVを徹底比較

米国高配当ETFの中でも、特に人気が高いのが SCHD・VYM・HDV の3つです。いずれも配当収入を目的としたETFですが、実は

  • SCHD:増配力と財務健全性を重視
  • VYM:大型株に広く分散
  • HDV:高配当かつディフェンシブ

というように、投資戦略や銘柄構成には大きな違いがあります。さらに最近は、SCHDに連動する投資信託として

  • SBI証券「S・米国高配当株式100」
  • 楽天「楽天・高配当株式・米国ファンド」
  • tracers 米国高配当株式100

といった商品も登場し、日本の新NISAでも高配当投資を行いやすい環境が整ってきました。私自身も、米国高配当ETFを中心に配当投資を行っており、VYM・HDV・SBI版SCHDを組み合わせたポートフォリオを構築しています。

この記事では

  • SCHD・VYM・HDVの違い
  • 配当利回りや増配率の比較
  • 上位構成銘柄と投資戦略の特徴
  • 新NISAでの高配当ETFの活用法

などを整理し、どのETFを選ぶべきかの判断材料をわかりやすく解説します。

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SCHD・VYM・HDVどれを買うべき?高配当ETFを徹底比較

SCHDの魅力

米国の高配当ETFとして人気なのが、SCHD・VYM・HDVの3つです。これらは「米国高配当ETF」の代表的な銘柄として、多くの配当投資家に選ばれていますいずれも配当収入を重視したETFですが、投資戦略や銘柄構成には大きな違いがあります。簡単に言うと次のような特徴があります。

  • SCHD:増配力と財務健全性を重視した「銘柄選別型」
  • VYM:大型株に広く分散する「バランス型」
  • HDV:高配当かつディフェンシブ銘柄中心の「高利回り型」

SCHD・VYM・HDVの基本情報(利回り・銘柄数・経費率)

どれが優れているというより、投資目的によって向き・不向きが分かれるETFです。ここではまず、配当利回りや銘柄数などの基本スペックを比較していきます。以下は、SCHD・VYM・HDVの基本情報の比較です。

■ SCHDとVYM、HDVの基本情報比較

特徴SCHDVYMHDV
運用会社Charles SchwabVanguardBlackRock (iShares)
設定日2011年10月20日2006年11月10日2011年3月29日
経費率0.06%0.06%0.08%
ベンチマーク指数Dow Jones U.S. Dividend 100 IndexFTSE High Dividend Yield IndexMorningstar Dividend Yield Focus Index
投資銘柄数約100社約400〜450社約75社
配当利回り約3.5〜4.0%約2.5〜3.5%約3.5〜4.0%
直近5年増配率約11.4%約6%約5%
メリット高配当利回り+財務健全性を重視広範な大型株に分散投資、安定感あり高利回り・ディフェンシブ株中心で景気後退に強い
デメリット銘柄数が少なくセクター偏重リスク配当利回りはやや低め銘柄数が少なく分散性に欠ける、業種偏りあり

SCHDは配当利回りの高さに加え、過去5年の増配率も約11.4%と非常に優秀です。一方で、銘柄数は100と少なめなので、分散性を重視する方はVYMも検討対象になります。

直近配当実績の比較(2021年〜・1株あたり/USD)

SCHDは、近年の高配当ETFの中でも配当の安定性と増配の継続性が際立つ存在です。2021年以降は一度も減配することなく、毎年配当額を積み上げてきました。

2025年は、第1四半期から第4四半期までの全4回の配当が確定しており、年間配当額は 1株あたり1.03ドル となっています。現在のSCHDの株価は 27.76ドル であり、この水準をもとにした参考の配当利回りは約3.7%です。

SCHDVYMHDV
20210.753.103.51
20220.853.253.72
20230.893.483.89
20240.993.494.12
20251.033.503.79

SCHDは「増配率が高いETF」として紹介されることが多く、過去には年10%を超える増配が話題になった時期もありました。

ただし、2025年の配当は0.99ドル → 1.08ドル への増加にとどまり、増配率はおおむね 数%台 となっています。これはSCHDの魅力が失われたわけではなく、

  • 成熟企業を中心とした構成
  • 高金利環境下での配当抑制
  • 配当の安定性を重視した運用方針

といった要因によるものです。今後のSCHDは、「高い増配率を狙うETF」ではなく、緩やかでも減配しにくい増配を積み上げるETFとして捉えるのが実態に近いと言えるでしょう。

VYMはぎりぎり増配、HDVは2025年は減配となっているので、もともとの増配率には及びませんが、SCHDは配当金だけ見れば2025年も検討したといえるでしょう。

各米国高配当ETFの構成銘柄TOP10と投資戦略の特徴

SCHDは、ただ配当利回りが高いだけでなく、配当の「質」にもこだわったETFです。銘柄の選定には、配当の持続性と成長性、財務の健全性、収益性といった複数の厳格な基準が設けられており、長期的に安定したインカムゲインを得たい投資家にとっては非常に心強い構成といえます。

一方で、VYMと比較して投資対象銘柄数が少ないことから、分散性の面で不安を感じる方もいるかもしれません。ただし、銘柄選定基準が厳しいこと、そして上位構成銘柄に重複が少ない点からも、分散ではなく選別による安定性という戦略的意図が読み取れます。

■ 選定基準の比較

ETF名選定基準特徴
SCHD
Schwab U.S. Dividend Equity ETF
過去10年以上の連続配当支払い実績。
財務指標(配当成長率、負債比率、利益率など)を重視。 流動性や時価総額も考慮。
高配当と財務健全性を兼ね備えた企業に集中。
VYM
Vanguard High Dividend Yield ETF
高い予想配当利回りを持つ企業を選定。
REIT(不動産投資信託)は除外。
セクター分散が比較的良好で、様々な業種に投資。
HDV
iShares Core High Dividend ETF
モーニングスター社のスクリーニング基準で、財務健全性が高く持続可能な高配当を出せる企業を選定。生活必需品やエネルギーなどディフェンシブ銘柄中心。高配当利回りで景気後退局面に強い。

■ SCHDとVYM、HDVとの上位10銘柄比較

順位SCHDVYMHDV
1ロッキード・マーチン(LMT)ブロードコム(AVGO)エクソンモービル(XOM)
2ブリストル・マイヤーズ(BMY)JPMorgan Chase(JPM)シェブロン(CVX)
3シェブロン(CVX)エクソンモービル(XOM)ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
4ベライゾンジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)アッヴィ
(ABBV)
5コノコフェリップス(COP)ウォルマート
(WMT)
フィリップモリスインターナショナル(PM)
6メルク
(MRK)
アッヴィ
(ABBV)
プロクター&ギャンブル
(PG)
7テキサス インスツルメンツ(TXN)ホーム・デポ
(HD)
ホーム・デポ
(HD)
8アルトリアグループ(MO)プロクター&ギャンブル
(PG)
コカ・コーラ
(KO)
9ペプシコ
(PEP)
バンクオブアメリカ(BAC)ペプシコ
(PEP)
10コカ・コーラ
(KO)
シェブロン(CVX)アルトリアグループ(MO)

2026年1-3月末時点の各ETFの組入上位10銘柄

3つのETFを組入上位銘柄で比較すると、それぞれの投資戦略の違いがはっきり見えてきます。

まず SCHD は、ロッキード・マーチン(LMT)、ブリストル・マイヤーズ(BMY)、メルク(MRK)など、安定したキャッシュフローと配当実績を持つ企業が上位に並んでいます。
さらに、ベライゾン(VZ)、コノコフィリップス(COP)、アルトリア(MO)といった高配当銘柄に加え、テキサス・インスツルメンツ(TXN)などの半導体企業も組み入れられており、高配当と財務健全性を重視した銘柄選別型のポートフォリオになっているのが特徴です。

銘柄数は約100社と比較的少ないものの、その分配当の持続性や企業の収益力を重視した選定が行われており、長期的に配当を受け取りながら資産形成をしたい投資家に向いたETFと言えるでしょう。

一方 VYM は、ブロードコム(AVGO)、JPモルガン(JPM)、エクソンモービル(XOM)、ウォルマート(WMT)、ホーム・デポ(HD)など、米国を代表する大型株を幅広く組み入れています。

金融・エネルギー・生活必需品・情報技術など、複数のセクターにバランスよく分散されている点が特徴で、特定の銘柄や業種に偏らない「市場全体の高配当株」に投資する設計です。個別銘柄の増配力よりも、分散性と安定した配当収入を重視する投資家に適したETFと言えるでしょう。

そして HDV は、エクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、アッヴィ(ABBV)など、高配当かつ財務体質の強い企業が中心です。

さらに、フィリップモリス(PM)、コカ・コーラ(KO)、ペプシコ(PEP)、プロクター&ギャンブル(PG)など、生活必需品やタバコなどのディフェンシブ銘柄の比率が高い構成になっています。

エネルギー・ヘルスケア・生活必需品といった景気の影響を受けにくいセクターが多いため、景気後退局面でも比較的安定した配当を期待できる設計です。その分、成長性よりもインカムの安定性を優先したETFと言えると思います。

SCHD・VYM・HDVおすすめの投資タイプ

  • SCHD:高配当+増配力を重視し、財務健全性の高い銘柄を選びたい人。
  • VYM:市場全体の高配当株に投資する。米国大型株の成長と配当を取り込みたい人
  • HDV:高配当かつディフェンシブ銘柄を中心に、景気後退に強いポートフォリオを組みたい人。

💡 SCHD・VYM・HDVは同じ「米国高配当ETF」でも設計思想が大きく異なります。SCHDは銘柄選別型、VYMは分散型、HDVはディフェンシブ型という特徴があり、目的に応じて使い分けることが重要です。実際に我が家では、この3つを組み合わせて投資しています。

SCHDに連動する楽天証券・SBI証券・tracersのファンド比較

SCHDに投資できる3つの投資信託の比較

SCHDは、安定した配当収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢です。本では、楽天証券の「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」(以下、楽天SCHD)、SBI証券の「S・米国高配当株式100」、について、それぞれの特徴を比較し解説します。

🏦 対象ファンドと概要

SCHD(米国高配当株式100指数)に連動する日本の投資信託は、2025年12月現在、以下の3ファンドで展開されています。楽天・SBIと信託報酬を下げ、価格競争が始まっています。また、楽天とSBI証券からは年1回決算型の成長型の投信も発売になりました。

ファンド名証券会社設定日信託報酬
(概算)
分配頻度分配月
楽天・高配当株式・米国ファンド楽天証券2024年
9月27日
0.1238%年4回2・5・8・11
S・米国高配当株式100SBI証券2024年
12月20日
0.1227%年4回3・6・9・12
tracers 米国高配当株式100日興アセット2025年
7月23日
0.132%年4回1・4・7・10

💰 分配金情報と分配方針の違い(2026年3月時点)

以下に2025年12月時点の各ファンドの分配金推移をまとめます。

ファンド分配金実績備考
楽天SCHD2025/02/25:85円2025/05/26:70円2025/08/25:80円
2025/11/25:85円
2025年合計:320円
2026/02/25:90円
年間利回りの概算(約2.9%)
「収益調整金」を含めた積極分配型。初回から高めの分配を行い、安定感を演出。
SBI SCHD2025/06/19:62円
2025/09/29:85円
2025/12/29:90円
合計:237円
実際の運用益の範囲内で分配する堅実方針。
投信マイレージにより実質コストも低減。
tracers SCHD2025/07/04:85円
2025/10/06:90円
合計:175円
2026/01/05:95円

初回は高めだが、今後の分配傾向は不透明。決算月が1・4・7・10月で、他社とずれているのが特徴。

楽天とtracersの分配金水準は近く、SBIはやや分配金を抑えた設計になっていることが分かります。一方で、楽天SCHDの分配利回りは約2.9%と、本家SCHD(ETF)の約3.7%と比べると低めであり、必ずしも「高分配」を前面に出した商品とは言えません。

表から読み取れる各社の注目すべきポイントは、以下のとおりです。

楽天:分配金は比較的安定しているものの、ETFの利回り水準と比べると控えめ。収益調整金を含めて分配を平準化しているため、実質的な分配力や今後の利回りは、引き続き分配推移を見ながら判断が必要です。

SBI:初回分配では収益調整金を使わず、運用益重視の堅実な方針。2025年8月以降はETFの配当支払日に近づけた決算日(29日)へ変更され、これまで3か月ずれていた配当タイミングの改善が期待できます。

tracers:現状分配は2回で175円と見栄えは良いものの、実績はまだ限定的。


そのため、例年「年後半の分配金が厚くなりやすい」傾向を持つSCHDにおいて、2025年9月のSBI SCHDの分配金が楽天SCHDと同水準になった点は注目に値します。今後は12月分配金の水準と、楽天・tracersの分配推移をあわせて確認していくことが、投資判断のポイントとなりそうです。

とん家の新NISA戦略|SBI・SCHDへ400万円投資予定

SCHDの投資戦略

私は米国ETF主力3本柱の1つとして「SBI・SCHD」に400万円を新NISAで投資する予定です。2025年は60万円程投資、2026年は120万円程投資をして、総額200万円程を目指しています。

10年以内に実現したい配当収入を背景に、とん家では以下のような高配当戦略を組み立てています。主力ETFに加えてSBI・SCHDも新たに加え、資産効率と配当安定性のバランスを追求した資金計画です。

カテゴリ投資目標額(円)内容・意図
🇺🇸 米国ETF主力VYM 400万
HDV 400万
SBI-SCHD 400万
VYM・HDV・SBI-SCHDに各400万円ずつ投資。配当成長・利回り・円建てアクセスのバランスを重視した“主力3本柱”
🇯🇵 国内ETF主力400万1489、tracers日経高配当を中心に、為替リスクを避けつつ円建て配当を安定的に受け取る設計
🇯🇵 お試し枠
(国内)
400万NEXT FUNDS 野村株主還元70(2529)、SBI日本高配当に日本株の分散として保有。現在は、アムンディ高配当(累進配当指数)に興味
🌍 お試し枠
(海外)
400万欧州・新興国を検討中。地域・通貨分散を進め、米国偏重を緩和する目的
投資戦略と現在の投資額まとめ

なぜ「400万円 を SBI・SCHD」なのか?3つの理由

他米国ETFとの補完関係
 VYMやHDVが広範な銘柄分散を提供するのに対し、SCHDは厳選された銘柄による高収益性と安定性が魅力。その組み合わせで「強靭な米国ポートフォリオ」が形成できます。

配当利回りと増配性の両立
 先にご紹介した通り、SCHDは約3.8%の利回りと高い増配率も期待でき、安定と成長の両方に強みがあります。

新NISAの成長投資枠に最適
 新NISAでは非課税メリットがあるため、分配金を再投資しながら長期成長を狙うには理想的な投資対象です。

400万円投資のシミュレーション(20年投資)

もし400万円をSBI・SCHDに投資した場合、初年度の配当利回り3.8% を前提とすると、受け取れる金額は 年間15.2万円(月あたり約1.3万円) です。

さらに 毎年10%ずつ増配 が続いた場合、20年後には年間配当が 約100万円(月あたり8万円) まで拡大します。これは「生活費のベースを賄える水準」であり、固定費の大部分をカバーできる可能性があります。

新NISA×SCHDでFIREできる?(20年投資)

次に、もし新NISAの成長投資枠 1,200万円をSBI・SCHDに一括投資したと仮定してみましょう。初年度の配当は利回り3.8%で 約45.6万円(月あたり3.8万円)。これは光熱費や保険料など、生活固定費の多くをカバーできる金額です。

さらに増配率10%が20年間続いた場合、年間配当は 約300万円(月あたり25万円) にまで成長します。「1人分の生活費」をほぼ賄える規模となり、20年かければ新NISA×SCHDでサイドFIREが可能。また特定口座でも追加投資をすれば、FIREも可能と考えます。

ただ、SCHDだに集中投資が良いかはその人のリスク許容度もあります。現に私は他のETFと分散しています。


👉 このように「初年度の受取額」と「20年後の受取額」を並べると、高配当&高増配率の力 を強く実感できます。

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米国の高配当ETFについて理解を深めた上で、「新NISA全体の設計」や「日本や欧州高配当との組み合わせ」も確認しておくと、投資戦略の納得感がさらに高まります。

📈 2025年の新NISAでのインデックス×高配当投資戦略を知りたい方はこちら

新制度を踏まえた運用の本線と、日本・海外の高配当投資信託をどう組み合わせるかを整理しています。

💰 日本高配当投資信託の配当戦略まとめ

とん家では主軸としている米国高配当ETFに加えて、日本高配当投信で分散・安定の高配当投資をしています。

💹 欧州高配当投信に興味がある方へ

国内投信との分散先として注目される、欧州高配当ファンドの特徴や利回りを比較しています。

まとめ|SCHDを軸に高配当戦略を再構築

SBI・SCHDの登場によって、配当利回り・増配率・財務健全性の三拍子がそろったETFを日本円で手軽に購入できる時代が本格化しました。本記事では、SCHDの基本情報、他ETFとの違い、日本国内の投資信託比較、そして筆者の新NISA戦略まで幅広くご紹介しました。

私自身も、SBI・SCHDへ400万円を投資予定です。VYMやHDVと組み合わせて、配当月の分散や通貨リスクのコントロールも意識したポートフォリオを設計しています。

これから高配当投資を始める方も、すでに運用中の方も、「何に・なぜ投資するか」を明確にして、シンプルで再現性のある戦略を描いてみてください。

📣 高配当投資を始める方へ

  • 配当の「量」だけでなく「継続性」「成長性」もチェックする
  • 信託報酬や為替リスクも含めた「手取り配当ベース」で考える
  • ETF+投資信託の組み合わせで“受け取りやすさ”も設計できる