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地方移住から数ヶ月。
生活は大きく変わり、今では「移住してよかった」と感じる場面の方が多くなりました。
通勤時間は短くなり、生活圏はコンパクトに。家族と過ごす時間も増え、日々のストレスは明らかに減っています。ただその一方で、娘の小学校入学を前に、このままの生活でいいのかを考えるタイミングが来ました。
地方で暮らし続けるのか。それとも東京に戻るのか。今回は、とん家が実際に考えている選択肢と、その判断のために行った整理をまとめます。
世帯年収1,400万円から見えた|暮らしの優先順位を考え直す

地方移住を考える前、とん家は東京で共働きフルタイムの生活を送っていました。当時の世帯年収は、およそ1,400万円。数字だけを見れば、かなり恵まれた環境だったと思います。
ただ、その一方で、暮らしには別の課題がありました。通勤には多くの時間を使い、平日は仕事と家のことをこなすだけで精一杯。休日も疲れを回復する時間が必要で、家族でゆっくり過ごす時間には限りがありました。
時間が足りないからこそ、
- 外食や中食が増える
- 移動時間を減らすためにお金を使う
- 家事の負担を減らすためにサービスを使う
そんなふうに、お金で時間を買う生活にもなっていました。もちろん、その生活が悪かったわけではありません。ただ、収入が増えても暮らしの満足度が比例して上がるわけではないことを、実感として感じていました。
そこで選んだのが地方移住です。
実際に移住してみると、世帯年収は約半分になりました。それでも、通勤時間は短くなり、生活圏はコンパクトになり、家族と過ごす時間は増えました。収入は減っても、暮らしの満足度はむしろ上がった。この経験が、とん家の価値観を大きく変えました。
そして今、娘の小学校入学を前に、もう一度「暮らしの優先順位」を考えています。
地方と東京を比較|収入・支出・生活環境の違い
現在考えている選択肢は、次の2つです。
- 地方で今の生活を続ける
- 東京に戻り、妻フルタイム+自分は時短勤務にする
まずは感情を入れずに、数字と環境だけで整理してみます。
| 項目 | 地方のまま | 東京×働き方変更 |
|---|---|---|
| 世帯年収(給与) | 約700万円 | 約550万円 |
| 配当収入 | 約80万円 | 約80万円 |
| 生活費 | 約40万円/月 | 約45万円/月 |
| 住宅 | 戸建て | 賃貸(コンパクト想定) |
| 通勤環境 | 近距離 | 都市部 |
| 教育環境 | 地域中心 | 選択肢が豊富 |
この比較を見ると、普通は「東京に戻るメリットはあるのか」と感じるかもしれません。実際、
- 収入は下がる
- 生活コストは上がる
という、一見すると逆行する選択に見えます。それでも成立する可能性があるのは、配当という生活を支える収入が育ってきたからです。そして何より、「どれだけ稼げるか」よりも「どんな暮らしをしたいか」を優先して考えるようになったことが大きいと感じています。
働き方の変化|娘の生活を優先した収入設計
今回の生活設計で最も大きな前提は、どちらかが14時に家にいることです。娘が学校から帰ってきたときに、家に誰かがいる。その安心感を、我が家では大切にしたいと考えています。そのため、東京に戻る場合は、
- 妻がフルタイムで働く
- 自分が9時〜14時の時短勤務を選ぶ
という働き方を想定しています。この場合、世帯年収は現在の約700万円から約550万円程度に下がる見込みです。ただ、これは「収入が減る選択」ではなく、家族との時間を優先するための設計です。
以前は「どれだけ収入を増やせるか」を考えていましたが、今は違います。必要な収入を確保したうえで、どんな働き方なら家族にとって心地よいかを考える。そんな順番で、働き方を設計するようになりました。
教育環境の違い|地方と東京、それぞれの魅力
もう一つの大きな判断軸が、教育環境です。地方には、
- 自然の中でのびのび過ごせる
- 生活圏がコンパクトで安心感がある
- 地域とのつながりを感じやすい
といった魅力があります。一方で東京には、
- 習い事や教育サービスの選択肢が多い
- 多様な価値観に触れる機会が多い
- 美術館やイベントなど、日常の中に多くの体験がある
といった強みがあります。どちらが良い悪いではなく、大切なのはどんな経験をさせたいかという視点だと思っています。安定した環境の中でのびのび育つことも魅力ですし、多くの刺激の中で選択肢を広げることにも価値があります。
この違いは、これからの暮らしを考えるうえで、無視できない大きなポイントです。
とん家の結論|選択肢を持ち続けるための3つの戦略

とん家では、どちらかに決めるのではなく、どちらも選べる状態を維持することを重視しています。そのために、以下の3つを軸に設計しています。今回の検討で重要なのは、「今どうするか」ではなく、3年後に無理なく選択できる状態をつくることです。
とん家では、そのための準備を大きく3つに分けて進めています。
配当の積み上げ|生活を支える収入を育てる
まず最優先にしているのが、配当収入の強化です。
とん家では現在、新NISAの成長投資枠を中心に高配当資産を積み上げており、配当資産はすでに約1,200万円規模になっています。中心となっているのは、
- HDV
- VYM
- Tracers 日経平均高配当株50
- SBI日本高配当株式ファンド
- SBI欧州高配当株式ファンド
といった、日本・米国・欧州に分散した高配当資産です。毎月少しずつ配当が積み上がり、
2026年4月の受取配当は38,124円でした。月単位で見ると大きくは見えませんが、この積み重ねが年間では大きな差になります。
現在の年間配当は約47万円ですが、3年後には年間80万円をひとつの目標にしています。そのために、今後は高配当への積立を優先するだけでなく、新NISAで積み立ててきたインデックス資産の一部についても、年100万円程度を目安に高配当へシフトすることも検討しています。
本来、インデックス投資は資産成長の中心になるものです。その一部を高配当に移すのは、投資効率だけを考えれば遠回りかもしれません。ただ、とん家が欲しいのは「評価額」ではなく、働き方を柔軟にするための生活収入です。
資産を売却せずに毎年使えるお金が増えていくこと。これが、将来の選択肢を広げる土台になると考えています。
| 項目 | 現在 | 3年後目標 |
|---|---|---|
| 高配当資産 | 1,200万円 | 2,000万円前後 |
| 年間配当 | 47万円 | 80万円 |
| インデックス教育資産 | 700万円 | 放置運用 |
| 働き方 | フル寄り | 時短可能 |
キャリアの整理|短時間でも成立する働き方へ
次に意識しているのが、キャリアの整え方です。小学校入学後は、どちらかが14時に家にいる前提になるため、短時間でも成立する働き方を現実的に考える必要があります。そのために、
- 現在の仕事の延長でスキルを磨く
- 専門性を高めて、時間あたりの価値を上げる
- 限られた時間でも成果を出せる働き方を意識する
といった方向で、今の仕事の取り組み方を見直しています。新しいことに挑戦するというよりも、これまでの経験を活かしながら効率を高めていくイメージです。将来的に時短勤務を選んだとしても、収入とやりがいのバランスを崩さない状態を目指しています。
生活設計|使うお金を自分で決める
最後に、生活のベースとなるお金の使い方です。生活費の前提が変わる以上、どこにお金を使うかを自分たちで決めることが重要になります。とん家では、
- 好きなことや家族との時間にはお金を使う
- 無駄だと感じる支出は見直す
というシンプルな基準で生活を整えています。ポイントは、「節約すること」ではなく、納得してお金を使うことです。無理に支出を削るのではなく、自然と必要な生活費が見えてくる状態を作ることで、
- 東京に戻った場合にいくら必要か
- 働き方を変えた場合にどこまで許容できるか
といった判断もしやすくなります。
3年後に“選べる状態”にする
配当、キャリア、生活。この3つを整えることで、3年後には無理なく選択できる状態に近づいていきます。今は結論を出すタイミングではなく、選択肢を広げるための準備期間です。この期間をどう過ごすかが、将来の選択の質を大きく左右すると考えています。
👉次に読みたい記事-「とん家が実践している選択肢を増やす3つの土台」
まとめ|選択肢を持てることが最大の価値

地方に残るのか、東京に戻るのか。
どちらが正解かは、そのときの家族の状況や価値観によって変わると思います。ただ今回整理して改めて感じたのは、「どちらを選ぶか」よりも、「どちらも選べる状態をつくること」の方が大切だということでした。
- 配当を育てること。
- 教育資産をじっくり育てること。
- 短時間でも働ける力をつけること。
- そして、自分たちにとって心地よい暮らしを知ること。
その積み重ねが、将来の選択を「我慢」ではなく、納得して選べる自由につながっていくのだと思います。正直、私もまだ答えは出ていません。地方に残る未来も、東京に戻る未来も、どちらにも魅力があります。
だからこそ今は、焦って結論を出すよりも、どちらを選んでも「この選択でよかった」と思える準備をしていきたい。もし今、同じように暮らしや働き方に迷っている方がいたら、
答えを急がなくても大丈夫です。
準備は、今日から始められる。
とん家もまだ途中です。一緒に少しずつ、「選べる未来」をつくっていけたら嬉しいです。











